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「子育てで私はいつも怒ってばかり!優しいママでいたいのに、もう嫌っ!(>_<)」
そんなママも多いかもしれませんね。
おじいちゃんやおばあちゃんがいる大家族が当たり前だった昔と違って、今は日中ママが一人でお子さんを見ているご家庭も多いので、ママにとっては本当に深刻な悩みの1つですよね。
本当は優しいママでいたいのに怒りたくなっちゃう、子供の困った行動への対処法について、元から改善していく心理学の観点からお伝えしていきたいと思います。
私の子育ては怒ってばかり!
「私の子育ては一日中怒ってばかり!」そんなお母さん、実はたくさんいますよね。
今の社会の子育て環境がそうさせているところもたくさんあるので、お母さんだけの問題ではないですよね。
「私が悪い」と自分をあんまり責めないでくださいね。
子育てママは本当に毎日よく頑張っていますよ!
私も上の子を産んだ後は何年かイライラママでしたからー!!^^;
自分の子育てが怒ってばかりになっちゃう原因というのは、そのお母さんによって本当に様々だと思うので、今回は「子供がなぜだか困った行動ばかりする」という場合に焦点を当てて、それについての考え方や対処法をお伝えしますね。
<そもそも子供はなんで困った行動をするの?>
まずは、なぜ子供が困った行動をするのかということについて考えてみましょう。
これについても理由はその子によって本当に様々なので、大きく考えた場合のお話をしていきますね。
まず「あー!なんでそんなことするのー!!怒」という場面の場合、考えられることの1つに「そもそも子供がその場面の好ましい行動を知らない」という場合があります。
これ、実は結構多いと思います。
大人にとっては当たり前のことでも、子供にとっては初めて見るもの、初めて体験すること、初めて行く場所だったりします。
そうすると、この状況の場合、どう行動するのが好ましいのかということがまだ経験がなく、学習していなくて知らないことがよくあります。
なので、大人はその子が理解して自分で状況判断をして、その状況に合った好ましい言動がとれるようになるまで、分かりやすく根気よく何度も教えてあげる必要があります。
もちろん教える時は「怒らずに」ですよ^^
だってまだ分からないんですから。
大人だって、知らなかったのに怒られたらふてくされますよね。笑
子供も同じです。
ふてくされて、それによってわざと更に困った行動をとるかもしれませんよ。
それではママも困りますね。
だから、子供がまだよく分かっていないことに対しては、怒らないでただ好ましい行動を具体的に教えてあげます。
「レストランの中では歩き回らないよ。椅子に座ろうね。その方がみんなが気持ちよくご飯を食べられるからね。」
でも1回教えたからといって、すぐに次からできるようになるわけではありません。
だから、何回も何回も教えてあげるんです。
保育所の保育士は毎日本当にこの繰り返しです。
その子が習慣にできるまで、繰り返しあの手この手で分かるように教えてあげます。
でも「保育士さんは仕事だからできると思うけど、家でママができるわけないわ!」そう思うかもしれません。
確かに集団保育の仕事と自分の子育ては別物という部分もあります。
だけど知っているか知らないかで、ママの家庭での子育ても全く違ってくると思いますよ。
毎回できなくてもいいんです。
というか毎回ちゃんとできたら、もはや人間ではないですよね。笑
ママの心の余裕があるときだけでいいので、是非意識をしてみてください。
「分かりやすく根気よく何度も教えてあげる」です^^
<もう1つの理由>
子供が困った行動をとる理由の1つが「そもそも、その場面の好ましい言動をまだ知らない」ということについてお伝えしました。
それ以外にも子供が困った行動をとる大きな理由があります。
それは「大好きなママに自分を見てほしい、構ってほしいから」です。
人によっては「えっ?私ちゃんと見てるし、こんなに構ってるじゃん」と思うかもしれません。
でも、ママがちゃんと見てる、構ってると思っているかどうかは問題ではありません。
子供がそれをどう感じてどう受け取っているかが問題です。
ママが「忙しくてちゃんと構ってあげられていない」と思っていても、少ない触れ合いの時間をとても大切にしていて、子供がそれで満足していたらOKです。
反対に「私、ちゃんとお世話もしてるし一緒に遊ぶ時間もとってる」と思っていても、その子供が満足する形でその子に届いていなければ、子供はママを困らせる行動をとり続ける可能性があります。
それは人として成長して生きていくために、一番の土台となる絶対に必要な、ママとの愛着関係という部分が満たされていないからです。
簡単に言うと、目には見えない心の中にある「愛情のタンク」です。
このタンクが満たされていないと、子供はわざと困らせるような行動を無意識に繰り返します。
これが大げさな話ではなくて、愛情のタンクは、人間が自分の人生を幸せに生きていくためには絶対に必要なタンクです。
大人になってから、うつ病や日常生活に支障のある困りごとや悩み事などでカウンセリング、セラピーを受ける人がいますよね。
そこまでいかなくても自分の性格、習慣に影響している土台には、この愛情のタンク問題があることも非常に多いです。
小さい頃にこの愛情のタンクに、愛情を適切に貯められなかったために起こります。
この愛情のタンクは子供の発達の土台になる部分です。
だから、ここがしっかりある程度いっぱいに満たされていないと、その上にいくらしつけや教育を積み重ねても、うまく積み重なっていきません。
人間にとって無視される、自分の存在がないものにされる、という体験はとてもつらいものです。
特に子供が一番大好きなお母さんから、自分を十分に見てもらえないというのは耐えがたいことです。
だから、満足する形で自分を見てもらえていないから、わざと困らせるような行動をとって注目を向けさせようとしています。
「そんなことあり得ないでしょ!怒られるようなことをして嬉しい訳がない」そう思うかもしれません。
でも子供にとっては、怒られたとしても大好きなお母さんに見てもらえた方がましなんです。
人間の心って複雑ですね。
保育所でもこの土台となる愛情のタンク、愛着形成がしっかりとできていないために、無意識に適切ではない行動を繰り返してしまうお子さんや、なかなかその上に積み重なっていかないお子さんをたくさん見てきました。
するとやっぱり、その子とお母さんとの関わり方には気になるところがあるご家庭が多く見られました。
大人もそうですが、人は心が愛情で満たされていないと表情や言動にも表れますよね。
その基礎は幼少期のお母さんとの関わり方によって作られます。
そしてその後の人生にも大きく影響していくんです。
でも、そんなに心配しなくても、ポイントさえおさえていれば大丈夫です。
次にそのポイントや、お子さんの困った行動に対する考え方や対処法についてお伝えしていきますね^^
子供の困った行動への対処法
お子さんが最初にお伝えした「そもそも、その場面の好ましい言動をまだ知らない」という理由ではなく、困った行動を繰り返す時、特にわざと困らせているような気がする時には、次にお伝えする考え方を取り入れてみてくださいね。
まず、困った行動をとるのは、怒られてもいいからお母さんに自分を見てもらいたいからです。
愛情のタンクに愛情が不足している状態です。
子供は怒られてもいいからお母さんに見てもらいたいという間違えた方法で、お母さんからの反応を求めています。
それに対して、お母さんが大きく反応を返してしまうと、子供が求めた通りになるので「こうすればお母さんは自分のことを見てくれるんだ!」と間違えた学習をしてしまいます。
すると更に自分を見てもらえるように困らせるような行動を繰り返してしまいます。
そうして無意識に愛情のタンクを必死にいっぱいにしようとしているんです。
本当はその間違えたやり方ではいっぱいになるどころか、更に自己肯定感、自尊心が低下するというよくない状態になってしまうのですけどね。
怒られてばかりだから、「自分はどうせダメなんだ」と自己イメージが下がるんですよね。
こうなると幸せな人生を切り開いていくのが難しくなってしまいます。
もしお子さんが困った行動をしたら、それが好ましくない行動だということは伝えて教えなくてはいけません。
でも反応しすぎないことが大切です。
「あー!!もう、またそんなことしたらダメでしょー!!何回言ったら分かるのー!!」と大きく反応したら、子供は求めた通りの反応に満足してまた繰り返しますよ。
だから状況によりますが、対応方法を分かりやすくシンプルにお伝えすると、冷静な表情と言い方で1回だけ分かりやすく「それはいけないよ。こういう時はこういうふうに行動してね。」と伝えるイメージです。
状況によって言い方はいろいろですけど。
そしてここからのお話がまた大切ですが、お子さんはそもそも満たされていない愛情のタンクをいっぱいにしたくて無意識に心ではもがいているんです。
だから、その愛情のタンクに愛情を入れてあげなくてはいけません。
どうしたら愛情のタンクを満たしてあげることができるのか。
それは、「あなたはここにいるだけで価値がある大切な存在。無条件で大切で、お母さんはあなたのことが大好き。」そういうメッセージを、子供がきちんと受け取れる形で何度も送ってあげる必要があります。
子供は大人以上に敏感にいろんなことを感じ取ります。
具体的な言葉だけではなくて、お母さんの表情、態度、雰囲気など非言語的なものからもです。
「大好きだよ」「あなたは大切だよ」という具体的な言葉や、スキンシップ、表情などで大切な存在であることを子供が感じられるように繰り返し繰り返し伝えてあげてください。
そうしたら、少しずつお子さんの様子も、いつの間にか気付いたらちょっと落ち着いていた、困った行動が少なくなってきたなど、変わってくるかもしれません。
小さい頃に親、特にお母さんとの間に健全で安心を与えてくれる愛情関係を築くことが、その後の成長にとってとても大切です。
心の動きは目には見えませんし、無意識でその働きは起こるので、分かりにくいかもしれませんが、子育てにおいてこれはとても大切なことです。
まとめ
今回は「子育てで怒ってばかり、子供の困った行動はどうしたらいいの?」というテーマで心理学的な視点からその考え方や基本的な対処方法についてお伝えしました。
目には見えない心の視点からお伝えしたので、ちょっと分かりにくかったかもしれません。
でも、子供のいろいろな言動の下には、様々な心の動きがあります。
うわべだけ子供の行動を変えようとしても、その元になる心の方に対処しなくては根本的な解決にはならないので、なかなか改善はされません。
でも基本的な考え方や対処パターンが分かれば、日常の子供との生活の中でお母さんも自分なりに意識したり心がけてみることができると思います。
100%できる人はどこにもいません!
「10回のうち1回は意識できた!」それでも素晴らしいと思います。
だって私たちママは子育てというとても大変ですごいことを、誰にも誉められることもなく、毎日毎日頑張っているんですから!
是非、お子さんのために、できる時だけでもいいので、まずは意識するところからやってみてくださいね^^
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