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今回はお子さんの利き手、特にお子さんが左利きの場合の考え方についてお伝えしていきますね。
子どもは生まれてからしばらくは、お母さんから見て、利き手がはっきりしない状態が続きます。
右手を使ったり左手を使ったりしている状態から、だんだんと少しずつ右か左に利き手が定まってきます。
お子さんが左利きだと気付いた時に、お母さんが気になるのが「右利きに変えさせた方がいいのか?」ということではないでしょうか?
保育所に勤めていても、相談されることが時々ありました。
利き手は昔は右利きに矯正するということが多かったようです。
その主な理由は、右利きだと日常生活で不便なことが多いからです。
特によく聞くのが、習字の時にはらいや、はねなどが書きにくいということです。
字を書く時とお箸を持つ時は右にさせる、というお母さんもよくいます。
それから、左利きだと不便なのが駅の改札、ハサミ、自動販売機のボタン、ギターなどの楽器、エレベーターのボタンなどです。
その他にもいろいろありますが、社会生活の中で右利きの人に合わせて作られているものがたくさんあります。
それは人口の、90%の人が右利きだからです。
世界中の国で民族や人種に関係なく、どこでも人口の約1割が左利きです。
50万年も、ずっとこの割合が続いているそうです。
だから環境や育て方によって、左利きになるものではないんですよね。
左利きは少数派にはなりますが、今では左利き用のハサミも売っているので、どこの幼稚園や保育所でも左利き用のハサミは、用意しているのではないでしょうか?
他にも左利き用の道具が多くなってきて、生活での不便さは、昔に比べたらだいぶ少なくなってきています。
左利きは人口の1割の少数派なので、スポーツでは有利なこともあるんですよね。
相手と対戦するスポーツでは、左利きのトッププレイヤーの割合が高いそうです。
サッカーでは本田圭佑選手やメッシ選手など、左足が利き足の選手は貴重で優秀な選手が多いです。
日本のプロ野球選手の選手名鑑によると、約30%が左利きだそうです。
スポーツ界では左利きの選手がたくさん活躍しているのですね。
子供が左利きだと分かったらどうする?
私たち人間は成長して大きくなるほど左脳が優位になっていきます。
でも左利きで左手をよく使っていると、右脳の方が活性化されるので、右脳と左脳の両方をバランスよく使えるようになります。
そのため左利きは、頭がよくてIQが高いとか、クリエイティブで想像力に優れているとも言われています。
有名な偉人の中にも、アインシュタイン、エジソン、ベートーベン、モーツァルト、ダーウィン、ニュートン、ピカソなど左利きの人がたくさんいます。
ではお子さんが左利きだと分かったら、どうしたらいいでしょうか?
左利きは生まれつきであり、頑張れば変えられる、というようなものではないことは、今ははっきりしています。
利き手に関する、あるデータがあります。
胎児の時にお腹の中で、右手の指を吸っていた子は、生まれてから大きくなっても右利きになります。
お腹の中で左手の指を吸っていた子は、大きくなってもそのほとんどが左利きになったそうです。
利き手は変えようとしても簡単にはいかないものです。
それを親や周りの先生などの大人に、右に変えるよう強制させられると、子どもはうまくできないので、自分の能力や努力不足のせいだと思い込んでしまいまうことがあります。
それが大きな弊害や悪影響になると言われています。
その結果、できない自分はダメな子なんだと感じて、自己否定感に常にとらわれるようになります。
また、少し大きくなってくると、大人が注意する様子を見て、周りの友達たちも、「〇〇君、右手使ってる!」などと注意してくるようになったりします。
子どもの頃に、親、先生、友達への嫌な気持ちを持ち続けることは、人間不信の状態につながる可能性があり心配です。
また、そもそも生まれつきの利き手を逆に変えることは困難なことなので、右手で行うことも、そして元々の利き手だった左手も、うまくできない状態になる可能性があります。
子ども時代は様々な動作を繰り返して、覚えていく時期ですが、その時期に左手も十分に使わせてもらえないからです。
どちらでやっても、友達よりうまくできない自分に対して、更に自己否定感を持つことになってしまいます。
利き手の矯正による心理的・肉体的負担が大きな問題とされて、今は利き手の矯正はしない場合が多くなってきています。
私が出会った左利きのお子さんの中には「左手が疲れたら右手を使う^_^」と言って、文字を書く時も、左も右も器用に使っていたお子さんもいましたけどね。
でも大人側としては、右手に矯正させるよりも、その子の個性や能力をありのままに受け止めて、思う存分発揮させてあげる方向へ意識を向けた方が、その子らしくのびのびと育っていきそうですね^^
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